アニサキス

  タラ・サバに多くみられ、イワシ・イカなどにも寄生が確認されている寄生虫です。
  絞めサバであたるという例は良く耳にする事ですが、その要因となっているのが、このアニサキスという寄生虫です。
  クジラ・イルカの腸管に成虫として寄生し、その卵が糞と一緒に海中に放出されます。これを食する魚類・イカ等の体内で卵が孵化して幼虫になります。そして、これらの魚類・イカ等をクジラやイルカが食べ、その体内で成虫となるのです。
  このように、クジラ・イルカ→魚類・イカ→クジラ・イルカというアニサキスの流れがありますが、その流れの中にある魚類・イカを人間も食べるので、アニサキスの幼虫をもつ魚類等を人間が食べてあたってしまうという事がおきるのです。このアニサキスによりおきた症状を「アニサキス症」といいます。
症  状:   食後数時間以内に嘔吐と激しい腹痛がおこります。嘔吐は胃液のみ、腹痛は下痢をしないで痛みのみとなるところが普通の食中毒と違うところです。
  幼虫が人の体内の消化器官に穴を開けると重症となりますので、早めの処置が必要となります。
 
治療法 :   初期症状であれば、血液検査でアニサキスの有無を調べた後に、内視鏡で摘出することになります。
 
対  策:   生では食べず、熱処理をする。
  マイナス20℃以下で24時間以上凍らせればアニサキスは死滅しますので、解凍されたものであれば生の状態で魚を食べてもアニサキス症の心配はありません。