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2月の旬のお魚は「はたはた」

みなさまこんにちは。

常洋水産株式会社の旬のお魚情報です。

2月の旬のお魚は「はたはた」です。


分類

ハタハタ科


旬の季節

12月~2月


産地

日本近海では、太平洋側で宮城県以北から北海道全域、日本海側では一円に生息する。

特徴

〇体はやや細く側扁し、骨がやわらかく銀色でうろこがない。体長は20㎝ほどに成長する。

〇主に深海の砂や泥の海底に生息する。

〇産卵は海域によって異なるが、12月~2月の厳冬期にいっせいに岸に集まる。この時期のメスの体の1/3近くは卵(ブリコ)が占めるほどになる。

〇「ハタハタ」の名称の由来には諸説あり、古語の「ハタハタ」は雷の擬声語で現代の「バチバチ」にあたるため、秋田県の雷の鳴る11月頃によく獲れることから雷魚とも呼ばれ、漢字では鱩と書く。また冬の日本海の荒波の中で獲りにくいことから「波多波多」とも言われ、漢字では鰰とも書かれる。

〇秋田では、関ケ原の戦いで佐竹氏が秋田に移封した年以降大漁になったことから「佐竹魚」と呼ばれ、秋田に移った佐竹氏を慕って水戸からやって来たとの伝説がある。


目利き

目が青く澄んでおり、体表にぬめりがあり、光沢のあるものが新鮮。韓国産は全体に大ぶりで黒っぽいので国産と簡単に区別できる。旬の時期には、ブリコ(卵)で腹の膨れたものを選ぶとよい。


食べ方

ブリコ(卵)をいっぱいに抱いたハタハタは、塩焼きだけでもとても美味しい。このほか、煮つけ、鍋物、みそ汁、干物、ハタハタ寿司などにも使われる。秋田名物「しょっつる鍋」は、ハタハタを塩漬けにした汁(しょっつる)に生のハタハタ、豆腐、季節の野菜を入れた鍋物。こたえらない冬の味覚である。


栄養

ハタハタに多く含まれる栄養成分で特出しているのは、カリウムになる。エネルギーの代謝を円滑にし、細胞が正常に活動する働きがある。またナトリウムが腎臓で吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があり、高血圧を予防する効果がある。




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